ヨガと瞑想の歴史

ヨガと瞑想は切っても切れない密接な関係がある。
そもそもヨガとは瞑想がルーツだったのだ。

インダス文明

紀元前2,500年頃の、インダス文明の都市遺跡「モヘンジョダロ」から
結跏趺坐に見える座り方をしている像が彫られた印章が発掘された。

 Wikipedia シヴァより

これは、パシュパティの印章(シール)と呼ばれ、ヒンドゥー教の
シヴァ神の前身とも言われている。

パシュパティとは獣の王(シヴァ神の初期の姿)という意味だ。

このポーズは最古のヨガ実践者(瞑想)のポーズだとされ、
これは「ヨーガ5,000年の歴史」と言われている。

だが、インダス文明で使用されていたインダス文字は、解読されておらず、
この頃のヨガや瞑想、シヴァ神などについて、はっきりしたことは
いまだわかってはいない。

ヴェーダ期

紀元前1,000年頃、ヴェーダ【リグ・ヴェーダ、サーマ・ヴェーダ、
ヤジュル・ヴェーダ、アタルヴァ・ヴェーダ】が成立した。

ヴェーダとは、インドで編纂された宗教的な文書の総称で、そのうちの
リグ・ヴェーダには、ヨガについての記述【ヨガとは馬と馬車をつなぐくびき】
という表現がある。

この頃の人々は、自然を神として崇め、思い続ける【黙想、熟考】を
瞑想と位置付けていた。

【神は目に見えないが、思い続けること】という記述がある。

アタルヴァ・ヴェーダには、チャクラ、ナーディー、アーサナなどの記載がある。

ウパニシャッド

古ウパニシャッド初期

紀元前800年~500年頃の、古ウパニシャッドの初期の時代、神は
自分の内側にあるとし、瞑想とは、自分の内側に向かって祈りを捧げる
という儀式に変化していった。

この儀式は【プラーナ・アグニ・ホートラ】と呼ばれ、今の瞑想の
ルーツとされている。

ウパニシャッドは、紀元前800年頃から作られ始め、紀元後(西暦)
になっても作られ、その数はトータルで百以上に上ると言われている。

【ヴェーダーンタ(最後の ヴェーダの意)】とはウパニシャッドの別称である。

梵我一如(ぼんがいちにょ)

これ以前は【アートマン】とは呼吸のことを指していたが、この頃から
【アートマン=真我】となり、真我を知ることが瞑想の主な目的となっていく。

ウパニシャッドの一連の書物群に共通した哲学が【梵我一如】だ。

ブラフマン(梵)とは、宇宙を支配する原理、森羅万象を作り出すエネルギー
アートマン(真我)とは個人を支配する原理、意識の深い部分にある根源的な自分

【梵我一如】とは、ブラフマンとアートマンが同一であるという真理である。

パンチャ・マーヤー・コーシャ(五蔵説)

パンチャは【5】、マーヤーは【幻】、コーシャは【鞘】という意味だ。
人の体はプルシャ(真我)の外側に5つの鞘(層)を持っているとされる思想である。

5つの鞘は外側から食物鞘、生気鞘、意思鞘、理智鞘、歓喜鞘となっている。

5つの鞘は、人間の体をエネルギー体として観た考えで、特に外側の3つが
健全で、透明度が高くつながり合っていると、心身の健康を保つことが
できると言われている。

古ウパニシャッド中期

釈迦が瞑想により悟りを得た仏教の影響で、ヒンドゥー教でも瞑想が
重要視されるようになる。

古ウパニシャッド後期

【マイトリー・ウパニシャッド】には、瞑想の実践法(六支足)が説かれている。

  • プラーナーヤーマ
  • プラテャーハーラ
  • ダーラナー
  • デャーナ
  • タルカ
  • サマーディー

この時代は、ヨーガスートラの八支足にあるヤマ、ニヤマ、アーサナといった
外的な要素は入らず、内的な瞑想としてのヨガが実践されていた。

タルカとは、【熟考、熟慮】といった意味だ。

ハタ・ヨーガの六支足

11世紀頃のゴーラクシャの六支足では、解脱の為の健全な肉体管理の方法
としてのアーサナが加わる。

  • アーサナ
  • プラーナ・サムミャマ
  • プラテャーハーラ
  • ダーラナー
  • デャーナ
  • サマーディー

バガヴァットギーター

バガヴァットギーターとは、ヒンドゥー教の叙事詩「マハーバーラタ」
に収められている聖典のこと。

バガヴァットギーターの第6章には、ラージャ・ヨガについての記載があり、
瞑想について語られている。

 

ヴィパッサナー瞑想とは

マインドフルネス瞑想に似たものにヴィパッサナー瞑想がある。
今回はヴィパッサナー瞑想に焦点をあてて書いていく。

ヴィパッサナー(vipassanā)瞑想は、「観察する」を意味する。
ヴィパッサナーは「物事をあるがままにみる」という意味もある。

ヴィパッサナー瞑想では、全身の感覚を観察することを行っていく。
ヴィパッサナー瞑想は「気づき続ける瞑想」だ。

ヴィパッサナー瞑想について

ヴィパッサナー瞑想はインドに古くからある瞑想法のひとつだ。
今から約2,500年前にゴータマ・ブッダ(釈迦ともいう)によって発見された。

  • この世のすべては移り変わり、変化するもの。(諸行無常)
  • すべては互いに影響を及ぼしあう因果関係の中で生きている。(諸法無我)
  • 苦のない悟りの境地。あらゆることに一喜一憂することなく安定した心の状態。(涅槃寂静)

この釈迦の3つの教えを、頭で理解するのではなく、体験を通して学んでいくのがヴィパッサナーだ。

だが、誤解しないでほしいのは、ヴィパッサナー瞑想は宗教や病気の治療法ではないということ。

ヴィパッサナー瞑想を行う前に、アナパナサティ瞑想を行う。

アナパナサティ瞑想とは

アナパナサティ瞑想とは、鼻の呼吸のみに意識を集中させる瞑想だ。

吸う息(アーナ)と吐く息(アパーナ)に気づく(サティ)瞑想

全身に意識を集中させるヴィパッサナー瞑想の前に、鼻呼吸だけに
意識を集中させることによって、一点集中の能力を高める目的がある。

アナパナサティも他の瞑想と同じく、流派や指導者によって若干
やり方が違うことがある。

アナパナサティ瞑想のやり方

静かに落ち着ける場所を選び、静かに目を閉じて、
楽に座れる好きな坐法で座ろう。

背筋はまっすぐに伸ばし、腕を自然におろし
お腹の前か、太ももの上なら手のひらを上か下向きに置く。

体はリラックスした状態を保つようにする。

鼻の穴の下に意識を向けて、鼻呼吸で深呼吸をする。
自分の自然な呼吸をあるがままに観察する。

サティ(sati)とは、「心に常に留めておくこと」である。
サティは、「気づき」や「念」、「マインドフルネス」
などとも訳される。

鼻の下にサティを置き、「吸ったり吐いたり」する呼吸を
鼻の下で感じ続ける。これをサティすると呼ぶ。

ヴィパッサナー瞑想のやり方

(基本)

静かに落ち着ける場所を選び、自分が楽に座れる坐法で座る。
背筋はまっすぐに伸ばし、両手はお腹の前で組むか、膝の上に置く。
体の内側に起こる感覚を、あるがままにじっと観察する。

ヴィパッサナー瞑想は、いつでもどこでも行える瞑想だ。
座ったままでも、歩いていても実践できる。

ポイントは3つ。

  1. ゆっくり行う
  2. 実況中継をする
  3. 感覚が変化するのを気づき続ける

例えば、歩いて瞑想するときは、「右足を踏み出した」
「かかとを地面につけた」など心の中で気づきを
実況中継するように確認していく。

心の中で感じている感覚や感情も、気づき(サティ)する。

 

過去に、マインドフルネス瞑想について書いた記事も参考までに。

呼吸瞑想のやり方【マインドフルネス】

歩く瞑想のやり方【マインドフルネス】

LAVAの瞑想アプリを体験してみた

ホットヨガスタジオLAVAのオリジナル瞑想アプリ
MEISOON(メイスーン)を体験してみた。

スマートフォンがあればいつでもどこでも
瞑想が行える便利なアプリだ。

瞑想というと敷居が高いように感じるが
これはゲーム感覚で楽しみながら瞑想を習慣づける
ことができるのでおすすめだ。

 

MEISOONをおすすめする理由

    1. 音声ガイドがついている
    2. レコーディング機能がついている
    3. ポイントが貯まると特典がある
    4. マスターMEISOONの今日のメッセージ

 

音声ガイドがついている

MEISOONには、初心者が瞑想を続けやすいような
工夫が随所にされている。

瞑想の曲には、瞑想を誘導する声が入っており
その声のガイダンスに従って言われた通りに
瞑想を行うとある一定の効果が出るようになっている。

瞑想の効果には個人差があるが、例えば一般的には

  • 気分がすっきりする
  • 穏やかな気持ちになる
  • 前向きな気持ちになる
  • ひらめきやアイデアがわく

などがある。

 

レコーディング機能がついている

MEISOONでは、瞑想が終わると記録を残すことが出来る。
カレンダーにはその日に瞑想した回数が表示される。

記録に残せるデータは

  • 瞑想前と後の気分
  • 瞑想後の変化
  • 瞑想後の感想

記録は任意で、書いたデータは後で振り返って
見ることができる。

 

「記録をみる」というページでは以下の通り
それぞれ最初に瞑想した日からのトータル数(累計)
が表示される。

  • 瞑想した回数
  • 瞑想した日数
  • 瞑想した時間

一日数分でも、継続するとトータルで二時間、三時間と
多くの時間が蓄積されるので侮れない。

 

ポイントが貯まると特典がある

MEISOONでは、以下に説明する通り、ポイントが貯まる
システムがあり、貯まったポイントで有料の
コンテンツが無料試聴できる特典がある。

 

マスターMEISOONの今日のメッセージ

瞑想→記録→今日のメッセージ

瞑想が終わって記録まで完了すると「今日のメッセージ」
が表示される。これは、何か暗示的で、自分の人生に
役立ちそうなアドバイスだと感じるものが多い。

例)
大切なこと Important thing

あなたにとって大切なことは何ですか?その大切なことを
大切にできていますか?まず一番近くに居る自分を
大切に思いましょう。

 

MEISOONのランクシステム

MEISOONには、雲の形のオリジナルキャラクター
がいるのだが、これが成長してランクアップする
仕組みになっている。

 

最初はビギナーから始まり

  1. ビギナー
  2. ルーキー
  3. ブロンズ
  4. シルバー

と続く。

ランクアップするとごほうびに有料のコンテンツが
1つ無料(24時間の期間限定)で試聴できる。

 

ポイントを貯めてランクアップする仕組みだが、
ポイントは以下の方法で貯めることができる。

  • ログインボーナス(10ポイント)
  • 瞑想完了ポイント(20ポイント)
  • レコーディングポイント(20ポイント)
  • 連続ログインボーナス(50ポイント)

但し、何回瞑想しても、1日1回だけしかポイント加算されない。

ログインボーナスは、ログインするだけでポイントが付与される。
瞑想を1日1つ完了すると瞑想完了ポイントが付与される。
瞑想が終わった後、記録するとポイントが付与される。
5日連続ログインするとポイントが付与される。

MEISOONの無料コンテンツ

MEISOONには、有料と無料のコンテンツがある。
常時無料で使えるコンテンツは以下の通り。

  • はじめての瞑想(7分32秒)
  • 愛と感謝の瞑想(6分25秒)
  • 太陽礼拝3回バージョン(4分18秒)
  • BGMは全曲

 

はじめての瞑想

瞑想という堅苦しい感じではなく、気楽な気持ちで行える
リラクゼーション。呼吸に意識を向けるイメージ誘導。

雑念を消さなくてはいけないとか考える必要はなく
ただ、流れるままにして自分を肯定する。

終わった後はすっきりして気持ちが明るくなる瞑想だ。

 

愛と感謝の瞑想

ほんわかと心が温まるような音楽と
ほっこり気持ちがほぐれる声の誘導

今のままでうまくいく
ありのままの自分で良い

というメッセージを受け取って
今目の前にあるものに感謝する瞑想だ。

 

太陽礼拝

これは瞑想ではなく、声の誘導でヨガを行うコンテンツ。

太陽礼拝は連続した12のヨガのポーズで構成されている。
MEISOONのホームページには、写真でポーズの仕方が載っている。

実際に太陽礼拝を行うときは、声の誘導を聞きながら行う。
例えるならば、ラジオ体操のように耳で聞こえた内容で
体を動かしていく。

太陽礼拝のコンテンツは3回、18回、54回、108回のバージョンがある。
無料で体験できるのは3回バージョンで、太陽礼拝の1連の動きを
3回繰り返す。

朝起きてこのコンテンツを行うと、今日という一日が、
充実した一日になりそうな気持になる。

 

有料コンテンツを体験してみた

  • はじまりの瞑想(6分29秒)
  • ストレスを解放する瞑想(6分48秒)

 

はじまりの瞑想

今日という一日が特別な日であるかのような気持に
させてくれる僕のお気に入りのコンテンツ。

今日どんな体験をしたいのか、生き生きとした映像が
頭の中に浮かんでくるイメージ誘導が入っている。

そこから気持ちの良い感覚にフォーカスして
目を開けて現実の生活に戻ってからも
良い気分が持続できるような瞑想だ。

 

ストレスを解放する瞑想

この瞑想に使われているBGMは僕のお気に入り。
聞いていると幻想的で不思議な気持ちになってくる。

呼吸に意識を向け、呼吸とともにネガティブな感情を
リリースするイメージ誘導だ。

 

MEISOONの声は誰?

MEISOONの瞑想誘導の声は、ホットヨガスタジオLAVAの
インストラクターさんたちが行っている。

インストラクターさんの中には創業からLAVAで
インストラクターをしている方たちも含まれる。

 

MEISOONを体験した感想

MEISOONを体験してみた感想は、一日を大切に過ごそう
という気持ちになった。

今までの自分は、与えられた一日に対して感謝がなく
大した価値も感じないと、ただ惰性で一日を過ごして
いたなぁと気づかされた。

今の自分がどのような状況であれ、気持ちだけは自分で
選ぶことができる。

「今ここ」で、明るくすっきりした心地よい自分に
数分で変わることができるアプリなのでぜひ試してほしい。